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13.悪戦苦闘!トラブル発生…と、真・Kindle本のサイズや解像度dpiの話

前回までで、なんだか調子よく制作快調! みたいになってたのですが、、予期せぬトラブルが、完成用のイーパブを作った段階で発生しました。

 

※注意! この記事を読む際には、前回の12の記事もあわせてご覧いただくことをおすすめします。

 

イラストレーター様に無事にイラストを納品していただき、でんでんコンバーターでイーパブファイルを作り、プレビューアでmobiにして、さあ実機に入れたら……こんな感じに。

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お分かりでしょうか。AndroidKindleアプリで、ぺらぺらと文字を読んでいって、さあ挿絵! と思ったら、小さく表示されてるー。以前の記事で仮の挿絵を入れたときには、きれいに表示されていたのに。サイズも解像度も同じなのに!!

ちなみに、この挿絵をダブルタップすると、

f:id:Mizusawa_Lilium:20150224001518p:plain

このとおり、大きなサイズで見れます! 右上が×ボタンで隠れているのはご容赦ください。自分なりに試行錯誤したのですが、これが精一杯でした。

イラストレーター:友坂亜美様

友坂亜美 | 基本プロフィールのプロフィール | ファーストデザイン

 

原因は、どうも画面の情報量の増加や、ファイルサイズの大きさによるものだと推測します。打つ手なし。がくっ。

 

上のバーで、時間とかが表示されちゃうのは、読書に集中していて妨げになってしまうかも……というのが心配ではあるのですが。この際、いったん読書を一休憩して、挿絵を見つめる時間にしてもらえるとありがたいです。

 

解像度やサイズについては、出てくる端末がどんどん高性能になるにしたがい、Kindleガイドラインも新しくなっていくようです。

情報収集していく中で、参考にしたのはこちら。

特別授業:[補足]新しいKindleパブリッシングガイドライン(2014年1月版)とスクリーンの高精細化について | eBook Strategy Magazine

初めての電子書籍の作り方と自己出版 表紙を作ろう

初めての電子書籍の作り方と自己出版 (中の挿絵について参考に)

 

結論として。

 

<表紙のフォーマット>sRGBも可能

・2560×1600ピクセル

・350dpi

・5MB以下(でんでんコンバーターで使うには、3MB以下にします)

 

<挿絵のフォーマット>

・1920×1200ピクセル

・300dpi

・やはりでんでん~で使うには、3MB以下!

 

こういうことのようです。いろんな情報があって、混乱しました(汗)。

 

私なりに解決した方法。

まず、表紙のデータは、あらかじめ大きめのサイズで納品していただいていたので、上記のフォーマットで作成しなおしました。ところが、、このサイズだと3MBをわずかに上回ってしまったのです。

なので、用意していた

・2250×1410ピクセル の表紙イラストを350dpi版で作って、最高画質のJPEGにして組み込みました。3MB以内に収まりました。

 

●追記2016.9.1

でんでんコンバーターで350dpiでOKでも、アマゾン出版登録時は、72dpiじゃないとエラーになる模様です。『イケメンGIRL!』出版時は、350dpiで大丈夫だったのですが、仕様が変わったのかな? ↓こちらの記事に状況を書きました。

新刊『わんにゃん恋吹雪』をKDPにて出版手続きしたよ! てまどった! - なろうからKDPとPODでKindle本と紙の本を出す!

 

挿絵について。上記のフォーマットの白紙データの上に、納品されたイラストをコピーしました。上下左右の真ん中に配置されて、データとしてはきれいだと思います。ちなみにこのひと手間で、iPad miniでの表示は、最初から真ん中配置に変わりました! やって良かった!!

 

アマゾン様には、LINEスタンプの作成ガイドばりに、わかりやすいところにデータのフォーマットを載せておいてほしい、、ととっても思った次第です。マジで!

表紙が72dpiなのか350dpiなのかも混乱したし! (公式には72って書いてるー。でもほんとは350なのか?? ひっかけクイズかー!)

 

ちなみに、こうした画像編集は、フォトショップエレメンツでやりました。

これだと、RGBじゃなくてsRGB保存になるのですが、問題なく。

また、CMYKは使えないのですが、CMYK画像の表示は、Windowsフォトビューアーでふつーに見れる模様。標準ソフトですよ! 画像クリックするだけ。ありがたや。

 

こうして巻き起こった挿絵小さくなる問題。ベストは尽くしました。

自分への備忘録と、みなさんへの情報提供になっていると嬉しいです。