20.紙の本作り~背表紙作りのコツ・塗りたしの重要性~
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MyISBNのプリント・オン・デマンド(POD)を使って、アマゾンで紙の本『イケメンGIRL!』を発売しました。
が、ツイッターでもちょこちょこつぶやいていましたが、背表紙という思わぬ部分がびみょ~な仕上がりになってしまい、2版を出しました。
完成した2版は、こちらの記事で画像付きで紹介しているので、よかったらチェックしてみてください。
2版を出すのにも、追加でお金がかかる……というわけで、できれば1版で完成といきたいところです。
今回の記事では、私が背表紙作りでやらかしたミスを公開します。こんなミスは、しちゃダメだよ! ってことです。。
※カバーデータは、イラストレーターの体験版で作りました。昔使ったことはありましたが、全然使い勝手が変わっていてびっくり。←言い訳なのかー
~こうして私は、背表紙作りをミスった…~
1.サンプルで出てきた、「10.4mm」の背表紙幅の長方形を作った
2.そのままガイドラインの上に置くと、表紙側(左の表紙)との間にスキマが
3.背表紙の長方形を、左にちょんと寄せる
4.当然、背表紙の右側には、裏表紙との間のスキマができる
5.何を思ったか、「裏表紙」の長方形を、左に寄せる……
6.背表紙「10.4mm」に固執したまま、データを作成しちゃう。。
結末:裏表紙の白が、右に1mm入った背表紙ができたのであった! うわあ…
・きっとやったらよかったこと→背表紙を、サンプル指定の幅よりも少し大きめの幅にして、ガイドラインの背表紙幅から左右にちょっとはみ出させる。
実際に、「11.4mm」の幅で作った2版ではうまくいった(私の本のページ数では)。
これの1版データを作ったときは、徹夜明けで、気分が悪いときでして、、そんな状態でPCを操作したのもあるかな、と。
しっかり休んだあとなら、こんなミスはしないで済んだかも。
教訓。
背表紙にカラーを入れるなら、実際の幅よりも大きめに作ると良いかと。
あと、疲れているとき、体調悪いときに急いで作業するのは×。休んでからやる。急がば回れですね。
今回の件で、こういう経験値を得た次第です。
もひとつオマケで、表紙の塗りたしについて。
2版のデータをMyISBNにアップロードして、Amazon審査になってから、
表紙修正
表紙の上下の塗り足しが不足しておりますので、塗り足し幅いっぱいまでの塗り足しをお願いします。
という修正のお願いがメールできました。
1版のときには、できるだけイラストを切らないで済むように、いっぱいまでで作っていなかったのです。
でもこれに関しては、塗りたしが微妙で、白く印刷部分が出たりしたらアカンので、修正の依頼をしてもらえてよかったです。
塗りたし幅5mmの断ち切りを意識して、イラストも作成していきましょう!
タイトル文字の位置に気を付けたり。
最後に、MyISBNの長所・短所について。
まず、データをアップロードして、1版が発売になるのは、ちょー早かったです。
4.6 紙の本データあっぷろーど
4.13 紙の本発売開始
でも、2版の発売までは、思っていたよりも時間がかかった。
4.15 紙の本2版データあっぷろーど
5.18 紙の本2版発売開始
そして、KDPと違って、リアルタイムで販売数はわかりません。
印税の支払いはいつ受けられますか?
売上月から半年後です。
印税の支払い申請は印税の受取額が一定の値を超えた時に申請できます。
受け取りの方法は二種類あり、Amazonギフト券で受け取る方法と銀行振込で受け取る方法があります。
Amazonギフト券の場合は受取額が3000円を超えた時、銀行振込の場合は1万円を超えた時です。
受け取り方法は二種類の中からお好みの方法を選んでいただきます。
販売数の報告はいつ受けられますか?
Amazonでの販売数の報告は年4回で、下記のスケジュールとなっております。
1~3月分 => 5月
4~6月分 => 8月
7~9月分 =>11月
10~12月分=> 2月
これはAmazonよりの報告が四半期毎にしか来ないためです。
こういう感じです。そして印税は10%です。
販売開始も、MyISBNからメール連絡はないので、自分で検索して随時チェックしていく必要があります。
今回のことで思ったのは、製本された本を、販売開始前に1冊チェックできるシステムだといいな~ということ。
現状、アマゾンで販売されてから、自分で購入しないと本の状態を知れないのがイタイです。
とはいえ、一般的な自費出版で高いお金を払うよりは、自分でデータを作成する手間がかかるとはいっても、魅力的なシステムだとも思います。
こうしたサービスを使おうかな? と考えている方のご参考になれば幸いです。
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